工務店には着工数が多くモデルハウスも出している中堅ビルダーのような会社も存在する

工務店には着工数が多くモデルハウスも出している中堅ビルダーのような会社も存在する

工務店と聞くと、地元密着型の小さな建築会社を想像する人が多いでしょう。ところが会社名に工務店と付く中規模以上の会社が少なくありません。実際のところ中堅以上のハウスメーカーを調べていくと、会社名に工務店が付くところが多いです。そういった会社は小規模からスタートして、徐々に大きくなっていったところがほとんどです。着工数などを調べると年間1000件を超えているところもあります。名前だけで判断してはいけません。中堅以上になると住宅展示場でモデルハウスを出しているところも多いです。工務店と聞くと、実際に完成した住宅を見られない点がデメリットですが、この規模になるとその不安は解消します。複数のモデルハウスが見られるならば、候補となる間取りが確認できます。くわえて最新の住宅設備をチェックして、自分たちの家に必要なのか検討することができるでしょう。雹害などが報告されていますから、強化ガラスや高耐久シャッターなどを見るのがおすすめです。

自由度が高い家つくりなら細かい要望にも対応できる工務店

ハウスメーカーは、住宅の規格があらかじめ固まっています。そのため標準仕様から変更を要求すると、高額な追加料金を請求されるケースも少なくありません。それに対して工務店は、ハウスメーカーのように住宅規格を厳密に固めていません。ある程度変更の余地を残しているため、お客様からの要望にも臨機応変な対応が可能となっています。たとえば間取りを変更したい、設備を標準仕様から取り替えたいといったときにも個別に対応してくれるので、工務店はハウスメーカーよりも自由度が高いと言えるかもしれません。標準仕様から若干の変更をしても、工務店はハウスメーカーほど建築費が跳ね上がりません。最初からある程度の変更には対応できる自由度の高さがあるため、予算にも影響しにくい仕組みを作り上げています。顧客の駒木要望まで対応し自由度の高い家づくりができるというのは、大手のハウスメーカーにはない小回りが利く工務店ならではのメリットです。